政策研究領域(基盤政策研究領域) II. 国際競争力を維持するためのイノベーションシステム

サービス産業生産性向上に関する研究

プロジェクトリーダー/サブリーダー

権 赫旭 (ファカルティフェロー)

リーダー

松浦 寿幸 顔写真

松浦 寿幸 (研究員)

サブリーダー(2009年3月31日まで)

プロジェクト概要

2009年度~2010年度

本プロジェクトでは、欧米に比べて低いと言われている我が国の商業とサービス業(特に、市場型サービス業)に焦点を当て、1)わが国のサービス業の生産性の動向を把握し、2)サービス業の生産性を改善させるための必要な要素と手段を明らかにすることを目的とする。1)としては、法人企業統計調査の個票データを用いて、企業レベルの生産性データベースを作成し、製造業、建設業などと比較することで、わが国のサービス業の生産性の特徴と問題点を把握する。2)では、ICT投資、人的資本、新規参入や制度・政策変化に注目し、これらの変数が生産性にどのような影響をもたらすのかを明らかにする。

2008年度

RIETIにおいて実施されている研究プロジェクトⅡ-4)日本の生産性と経済成長:国際比較と生産性上昇の源泉(深尾FF)、Ⅱ-9)日本における無形資産の研究(宮川FF)、Ⅱ-14)産業・企業の生産性と日本の経済成長や、Ⅰ-3)ITと生産性に関する実証分析(元橋FF・松浦F)、また、海外の研究機関(OECD、IFS、KDI、Brookings Instituteなど)や海外のプロジェクト(EUKLEMS)と協力しながら、産業レベルと企業レベルのデータを用いて、サービス産業の生産性を正確に測定する方法、サービス産業の生産性を決定する要因(人的資本、イノベーション、IT化、無形資産、アウトソーシング、立地、新規参入、規制緩和政策など)を明確に実証分析し、さらに、厳密な方法による国際比較を通じて、日本のサービス産業が持っている問題を明らかにしていく。そこで最終的に得られた分析結果に基づき、必要な政策を具体的に提言する。

プロジェクト期間: 2008年5月26日 〜 2011年3月31日

主要成果物

2012年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

2011年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

2010年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

2009年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

RIETIポリシー・ディスカッション・ペーパー

2008年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー