※本プロジェクトは、終了しております。
情報家電の現状と展望
いま、とても売れているデジタル家電とは何か?素朴な疑問からはじまり、それぞれの商品カテゴリ毎にアナログ時代のとの進化のレベルを検証する。さらに通信のデジタル化と融合することで今後どのような社会変化が起きようとしているのか?少しづつ現れているデジタル社会へのイノベーションの萌芽を見つけなから、後の章につづくためのイントロダクション的役割を担う。
2004年12月06日 情報家電は難しい
先日、実家に帰省したおりに気づいたことです。私の実家にもDVD-HDレコーダが導入され、デジタル家電を身近に感じる場所が生まれておりました。VHSのビデオデッキが壊れたタイミングと重なったため、店頭でVHSビデオデッキを今から買うくらいなら、DVD-HDレコーダを買ったほうがよいと電気店に勧められたそうです。しかし・・
やはり、母にはDVD-HDレコーダちょっと難しかったようです。その難しさのについて尋ねると、「HD録画とは?」という根本的な質問でした。
やはり、DVDという目に見えるメディアに録画するというある意味VHS的な録画の形態については、母は解るのですが、HD録画となると、ある種、パソコンのファイルシステムの仕組みをある程度理解しないと解らないというところがあるようです。
デジタル家電というとパソコンをより易しいというイメージがあります。しかしながら、やはりDVD-HDレコーダのような大容量のHDを利用する場面はある意味パソコン的であると言えます。この部分の分かり易い運用のためのユーザーインタフェースというものが情報家電の善し悪しを決めるとも言えるかもしれません。
また、実家のDVD-HDレコーダもやはり、インターネットには接続されず、VHSのビデオデッキの置き換えとしてTVに繋がっていました。
インターネットの光回線も実家には引き込まれているのですが、そちらはやはりPCに繋がっています。母になぜDVD-HDレコーダをインターネットに繋げないのか?と尋ねると
「繋げて、なにか良いことがあるのか?」と逆に尋ねられた次第です。そのDVD-HDレコーダのメーカーの説明書にも繋げるメリットについての解説はとても薄いものでした。(ちなみに電気店の店頭でもDVD-HDレコーダをインターネットに繋げることについての説明はまったくなかったようです)
まだまだ、情報家電の道筋は険しいと感じた次第です。
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