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※本プロジェクトは、終了しております。

情報家電の現状と展望

いま、とても売れているデジタル家電とは何か?素朴な疑問からはじまり、それぞれの商品カテゴリ毎にアナログ時代のとの進化のレベルを検証する。さらに通信のデジタル化と融合することで今後どのような社会変化が起きようとしているのか?少しづつ現れているデジタル社会へのイノベーションの萌芽を見つけなから、後の章につづくためのイントロダクション的役割を担う。

2004年10月11日 情報を引き出すための読み書きの方法について

「情報家電」の場合、アナログ家電のTVやラジオ等のチューナーで「決められた情報チャンネルから、一方的に情報視聴を行う」というアナログ家電の世界とは違った利用の形態があると調査をしていて実感しました。
そのひとつに情報家電での「欲しいと思う情報・機能・サービスを探す」という形態があります。そのためには、少なからずテキストの入力という行為を自由自在に行えるスキルというもが利用者に必要です。

たとえば、DVDプレイヤーとDVD映画のコンテンツであれば、物理的な、目に見える形でDVDディスクという見え方がするので、あまり問題となりませんが、DVD-HDレコーダとなり、大容量のHD(ハードディスク)で何本もの映画やTV番組、個人で撮影した映像などを管理するとなると、パソコンのファイルの名前付けのようなテキスト入力による整理が必要となってきます。さらに、インターネットから情報を引き出すとなるとgoogle等の検索エンジンにテキスト入力して利用しないと難しいと思います。

このテキスト入力について、PCではキーボードの習得が必須ですが、日本では携帯電話経由のWeb利用が普及したため、10キー入力のほうが多数派になりつつあると思います。(1章17ページグラフ参照)
ですので、携帯電話と情報家電の連携の実現は情報家電利活用のシーンを広げると検討しております。(携帯電話だといつも待機状態という点もいいです。)
また、情報家電のリモコンも分かり易いテキスト入力方法が共通化できればかなり情報家電利活用シーンが広がると考えています。

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2004年10月11日掲載