2040年産業構造推計のための理論モデルとデータ

執筆者 深尾 京司(理事長)/新井 園枝(経済産業研究所)/板倉 健(ファカルティフェロー)/北尾 早霧(ファカルティフェロー)/中田 大悟(上席研究員)/前田 佐恵子(東京大学・内閣府)/松尾 武将(コンサルティングフェロー)/吉野 彰浩(コンサルティングフェロー)
発行日/NO. 2025年10月  25-J-027
研究プロジェクト 東アジア産業生産性
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概要

本論文では、2040年の産業構造を推計するため日本経済を100の産業に分割し、生産要素・財価格や産業構造を内生化したマクロ経済モデルを構築して、2040年における中間財・生産要素の投入構造や労働・固定資本ストック賦存量について一定の仮定を置いた際に、生産要素市場や財市場の需給均衡を満たす価格体系や産業構造がどのように決まるのかを明らかにした。なお、モデルのパラメーターについては、JIPデータベース2023やGTAPモデルを活用し、高齢化が貯蓄率や消費構造に与える影響についても考慮した。