執筆者 | 近藤 恵介 (研究員) |
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発行日/NO. | 2019年3月 19-J-014 |
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概要
本研究では、通勤による不効用を定量的に評価するため、構造推定を用いる。構造推定の利点は、人々の効用という直接観測できない変数を人々の行動から遡って推計できることにある。また反実仮想を設定することで、状況の変化によってどれほど効用が変化するのかも定量的に評価できるようになる。本研究では、「国勢調査」(総務省統計局)における市区町村間の通勤フローデータを独自に集計することで、労働者の属性やライフステージ毎に通勤不効用がどのように変化しているのかを定量的に明らかにしている。
※本稿の英語版ディスカッション・ペーパー:20-E-031