| 執筆者 | 小西 葉子(上席研究員(特任))/久保 隆史(マネーフォワード総合研究所) |
|---|---|
| 発行日/NO. | 2026年3月 26-J-018 |
| ダウンロード/関連リンク |
概要
本研究は、生成AIが社会に普及し始めた導入初期段階において、日本の中小企業が生成AIをいつ利用し始め、どのように利用を広げたのかを明らかにする。クラウド会計サービスの利用ログから構築した業種別・月次データを用い、2022~2025年の動向を分析した。可視化および回帰分析の結果、利用開始時期は業種を超えて概ね同期している一方、その後の利用率の差異は主として業種および既存のデジタル技術利用構造によって説明されることが示された。本研究は、生成AIの経済的効果を評価する前段階として、使用料支払いに基づく実利用データを用い、導入初期における中小企業の行動を記録・可視化することで、今後の効果検証や政策評価に向けた基礎的事実を提供する。