新型コロナウイルス感染症下における企業実態調査の概要

執筆者 植杉 威一郎 (ファカルティフェロー)/小野 有人 (中央大学)/本田 朋史 (東京大学)/荒木 祥太 (研究員(政策エコノミスト))/内田 浩史 (神戸大学)/小野塚 祐紀 (小樽商科大学)/川口 大司 (ファカルティフェロー)/鶴田 大輔 (日本大学)/深沼 光 (日本政策金融公庫)/細野 薫 (ファカルティフェロー)/宮川 大介 (一橋大学)/安田 行宏 (一橋大学)/家森 信善 (ファカルティフェロー)
発行日/NO. 2021年6月  21-J-029
研究プロジェクト 企業金融・企業行動ダイナミクス研究会
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概要

本稿では、経済産業研究所(RIETI)が実施した「新型コロナウイルス感染症下における企業実態調査」の概要を報告する。本調査は2020年11月に実施し、約5千社の法人企業から回答を得た。本稿では、企業が受けたショックとそれへの対応、実物面(在宅勤務、設備投資、取引先との商談・相談、事業承継)と金融面(新規借入、条件変更、現預金保有、コミットメントライン)でのコロナショック後の行動、政府による資金面での支援措置の利用状況、事業継続計画の策定状況、企業の主観的不確実性が企業行動に及ぼす影響を報告する。本調査の対象企業の一部は、RIETIが過去3回(2008年、2009年、2014年)にわたって実施した企業サーベイ調査にも回答していることを利用し、世界金融危機とコロナショックが企業経営に与えた影響や、新規借入の増加、既往借入の条件変更、資金面での支援措置の利用状況について世界金融危機とコロナショックを比較した分析も行う。