製品アーキテクチャのモジュール化の進展のもとにおける日本、韓国、中国の東アジア地域における比較優位構造とその変化について

執筆者 桑原 哲  (東洋エンジニアリング(株))
発行日/NO. 2011年1月  11-J-001
研究プロジェクト 製品アーキテクチャのモジュール化と東アジア地域の貿易における比較優位構造の変化についての実証分析
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概要

東アジア地域では発展段階の異なる日本、韓国、中国が主たる経済主体であり、経済のグローバル化を通じてリンケージを急速に深めてきている。こうしたなかでこれらの3カ国の分業構造がどのような要因で決定されているかを考えることは大きな意味がある。本稿では製品アーキテクチャに着目し、モジュール化のレベルと3国の相互の比較優位が一定の相関を持つことを実証した。また、中国の比較優位構造の変化が相対的に韓国により大きな影響を与えてきたと考えられることも明らかにした。