プロジェクト概要
2006年度
モジュール化の進展を通じて、従来単一であった生産工程が分断され、地理的に分散される現象は、供給面から見れば各工程ごとの生産投入要素の違いあるいは生産技術の違いに対応するためのものである。現在の東アジア地域では、極めて細分化された生産工程単位での産業クラスターが国境を越えて分散形成されつつあり、産業の比較優位の構造も大きく変化してきている。
こうした問題意識に立脚して本研究では、モジュール化の進展が東アジア地域の貿易構造に及ぼす影響について、データに基づいた研究を行う。