プログラム:貿易投資

現代国際通商・投資システムの総合的研究(第II期)

プロジェクトリーダー/サブリーダー

川瀬 剛志 顔写真

川瀬 剛志 (ファカルティフェロー)

リーダー

プロジェクト概要

今期は国家資本主義の国際経済法を取り上げる。主に新興経済国が保有する国有企業(SOE)、そしてソブリンファンド(SWF)の出現により、従来の市場経済に対するものとは異なる国際的な規制枠組みを必要としている。しかし現状ではWTOやEPA、投資協定ではこの新しい事象に対する有効な国際貿易、投資、競争ルールが規定されておらず、新興国と先進国の哲学的対立ゆえに、この問題は目下交渉中のTPPでも最も合意困難な分野となっている。このプロジェクトでは、先行するOECDやIMFの成果、そして直近のTPPやTTIPにおける議論を踏まえて国家資本主義に関するルールの現状をサーベイし、最適な規制について規制枠組みのあり方や現行法の解釈・適用を提言する。

なお、このプロジェクトではその他に、前期間に引き続きWTO判例研究、文化メディア製品に関する国際貿易・投資の法的・経済的分析の研究を実施する。

プロジェクト期間: 2013年10月 7日 〜 2015年9月30日

主要成果物

2015年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

RIETIポリシー・ディスカッション・ペーパー

2014年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

RIETIポリシー・ディスカッション・ペーパー