執筆者 |
山下 一仁 (上席研究員) |
---|---|
発行日/NO. | 2009年10月 09-J-030 |
ダウンロード/関連リンク |
概要
ガット・WTOの諸規定について、経済学の見地から、また、ウィーン条約法条約の規定から望ましい解釈方向を分析する。特に、以下の法的な諸問題についての検討を加える。
(1)モノの消費やモノ自体に関する外部性
(2)産品非関連PPMに対するエコ・ラベル
(3)PPM規制―合法か違法による産品の区別等
(4)環境政策による貿易政策の代替(環境ダンピング)に対する規律
(5)国境税調整
(6)国内環境基準の域外適用(一方主義)
さらに、MEAの貿易関連規定のWTO整合性について、解釈でどこまで対応可能か、解釈で対応できない場合にはどのような対応が考えられるかを検討する。