「終身雇用」の実態とその変化:戦後から1995年までの動向

執筆者 山口一男  (客員研究員)
発行日/NO. 2004年12月  04-J-044
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概要

「終身雇用」を雇用者の側から雇用主への定年退職までの就業継続としてみる観点から、戦後から1995年までのその実態と変化を男性就業経験者を対象として分析する。具体的には(1)初職で就いた常勤の職からの離職・転職ハザード率と終身雇用確率(定年退職前の非離職・転職確率)、(2)初職から30歳での職の間で起こる変化、(3)30歳で就いている職からの離職・転職ハザード率と終身雇用確率について、それぞれ理論と仮説を示し、それらの仮説に関する実証分析を通じて終身雇用の決定要因とその時代的変化を明らかにする。