執筆者 |
関 満博 (ファカルティフェロー) |
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発行日/NO. | 2004年7月 04-J-038 |
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概要
本論は、2003年秋に実施した現地調査企業の分析を通じ、新たなステージに立ちつつあるベトナムの現状を、進出日本企業の足跡から明らかにしていくことを目的とした研究の一環であり、その研究の第一段階として、日本企業としてベトナムに一定の経験を蓄えている、ベトナム南部のホーチミン周辺に進出している企業、中でも、機械金属系の日本企業に焦点を合わせて分析を行ったものである。具体的には、有力セットメーカーのベトナム国内市場に向けた進出、日系ユーザーへの供給を意識した進出、輸出生産拠点の形成を目的とした進出、東アジア地域全体を通じリスクヘッジを追求する進出、中堅・中小企業の進出の5つの類型に分け、それぞれの事例として全16企業を分析した。