プロジェクト概要
少子化に伴う人手不足の中、Society 5.0を実現するために、「外国人材の活躍推進」や、新技術の普及などが挙げられている。本研究プロジェクトでは、人手不足の問題を解決するために、外国人受け入れの効果と課題を検証するとともに、外国人の労働供給に不確実性が生じる際に、求められる技術革新について分析を試みる。具体的には、外国人雇用が企業、産業などに与える影響、外国人受入制度、企業内での外国籍ITエンジニアの採用・育成、海外在住者の日本での就職意向と日本企業の採用意識、外国人女性の就労、結婚、出産の選択などについて研究を行う。加えて、外国人労働者が受け入れ国の労働市場に与える影響と比較するために、労働節約型の技術革新などが雇用に与える影響も分析する。これらの分析を通じて、人手不足対策として、外国人受け入れと新技術普及の分野で、今後の政策形成に生かせるような実証的なエビデンスを提供することを目指す。
プロジェクト期間: 2020年9月 1日 〜 2023年8月31日