アメリカ連邦政府におけるエビデンスに基づく政策形成の実際

執筆者 小林 庸平(コンサルティングフェロー)
発行日/NO. 2024年9月  24-P-009
研究プロジェクト 日本におけるエビデンスに基づく政策形成の実装
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概要

アメリカ連邦政府では、The Foundation for Evidence-Based Policymaking Act of 2018(エビデンス法)の成立以降、省庁横断のエビデンスに基づく政策形成(Evidence-Based Policymaking:EBPM)の基盤が確立され、推進体制が強化された。本稿はまず、アメリカにおけるEBPMの歴史を概観したうえで、エビデンス法導入の背景を説明する。そのうえで、連邦政府全体で行われているEBPMの全体像を解説する。さらにいくつかの省を取り上げ、EBPMにおいてどういった体制・人員で何が行われているかを明らかにする。その際、法制度・公務員制度・外部連携に着目する。以上を踏まえ、アメリカ連邦政府におけるEBPMの現状・成果・課題を整理し、日本への示唆を得る。