通商産業政策(1980~2000年)の概要 (1) 総論――尾高 煌之助 著『通商産業政策史 1 総論』の要約――

執筆者 河村 徳士  (研究員) /武田 晴人  (ファカルティフェロー)
発行日/NO. 2014年8月  14-P-008
研究プロジェクト 通商産業政策・経済産業政策の主要課題の史的研究
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概要

1)通商産業政策史(第2期)では、1980年から2000年を対象として、当時の政策の立案過程、立案を必要たらしめた産業・経済情勢、政策実施の過程、政策意図の実現の状況、政策実施後の産業・経済情勢などについて、客観的な事実の記録のみならず、分析、評価的視点も織り込みながら、総論1巻、主要政策項目別の各論11巻を記述し刊行した。

2)ただし、全12巻を読み、政策史を理解することは容易なことではない。そこで、政策評価、政策立案に利用しやすい簡易版として、各巻の要約を作成した。政策の要点をわかりやすく記述し、政策評価をまとめたものであり、各巻の入門編としても活用が期待される。

3)本稿は、全12巻のうち、尾高煌之助著『通商産業政策史1総論』財団法人経済産業調査会、2013年の要約である。