プログラム:貿易投資

現代国際通商・投資システムの総合的研究(第IV期)

プロジェクトリーダー/サブリーダー

川瀬 剛志 顔写真

川瀬 剛志 (ファカルティフェロー)

リーダー

プロジェクト概要

今期プロジェクトの中心的なテーマとして、デジタル貿易の多国間ルール形成を扱う。インターネットは今やリアルの物品・サービス貿易の不可欠な取引手段と化し、更に「第4次産業革命」の時代では、ビッグデータのようなデジタル情報自体が物品のように取引される。こうしたデジタルエコノミーの国際的展開により、自由・無差別なデジタル貿易を保証するルール形成が急務である。従来このようなルール形成は主に地域経済統合(FTA/EPA)の文脈で発展してきたが、昨今特にWTOにおいて多国間のルール形成の必要性が再認識されている。このような背景に鑑み、本研究プロジェクトでは、各国における自由・無差別なデジタル貿易の障壁となる規制の調査・分析、FTAで形成されるデジタル貿易ルールの比較検討を中心に、多国間デジタル貿易ルール形成の基礎研究を実施する。

なお、このプロジェクトではその他に、前期間に引き続き国際経済法における競争中立性の問題、WTO判例研究も併せて実施する。

プロジェクト期間: 2017年12月18日 〜 2019年11月30日

主要成果物

2020年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

2019年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

RIETIポリシー・ディスカッション・ペーパー

2018年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー