質の高い発展を目指す三期目の習近平体制

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開催日 2023年3月30日
スピーカー 孟 健軍(RIETI客員研究員 / 清華大学公共管理学院産業発展・環境ガバナンス研究センター (CIDEG) シニアフェロー)
コメンテータ 関 志雄(RIETIコンサルティングフェロー / 株式会社野村資本市場研究所 シニアフェロー)
コメンテータ 安藤 晴彦(RIETIコンサルティングフェロー / 電気通信大学客員教授)
モデレータ 佐分利 応貴(RIETI国際・広報ディレクター / 経済産業省大臣官房参事)
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開催案内/講演概要

中国は、約3年間のコロナ禍により経済成長率が改革開放40数年来の最低水準まで陥ったものの、プラス成長を維持してきた。習近平体制の二期目の5年間で、中国のGDPは2017年の83.2兆元(12.3兆ドル)から2022年の121兆元(18.1兆ドル)まで45.4%増え、年平均成長率は5.2%とされている。2022年10月から始まる三期目では、不確実性を増す外部情勢に対応するために、人事刷新と行政組織改革などを通じて経済の効率性を重視する国内外の「双循環」目標を軸に質の高い発展を目指すことが見込まれている。今回のBBLでは、習近平体制の5年ぶりの人事交代と全国人民代表大会(全人代)の議題を踏まえて、これからの中国の経済政策および課題を解説する。