グローバル・インテリジェンス・シリーズ

複合リスクガバナンス-新興・再興感染症に対する国際的国内的対応

開催日 2021年2月5日
スピーカー 城山 英明(東京大学公共政策大学院 / 大学院法学政治学研究科 / 未来ビジョン研究センター 教授)
コメンテータ 福永 佳史(RIETIコンサルティングフェロー / METI通商政策局経済連携課長)
モデレータ 渡辺 哲也(RIETI副所長)
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開催案内/講演概要

複数分野のリスクの相互連鎖により、より大きなリスクを引き起こしたり、複数のリスクの間でのトレードオフ判断が問われたりする場合がある。自然災害が技術災害を引き起こし、その結果生じた放射性物質の飛散が食品安全問題や避難者の健康リスク問題をもたらした2011年の福島原発事故はそのような事例の1つであった。また、2014年のエボラ出血熱や最近の新型コロナウイルス感染症といった新興・再興感染症も、健康リスク、経済リスク、安全保障リスク等の複合リスク問題を引き起こした。このような複合リスクのガバナンスのあり方という観点から、新興・再興感染症への国際的国内的対応とその含意を検討する。