研究分野 主な関心領域
設備投資を中心とした企業行動、産業構造の分析、アジア経済の動向
研究プロジェクト
- 包括的資本蓄積を通した生産性向上 (2023年11月6日〜2026年4月30日)
- コロナ危機後の資本蓄積と生産性向上 (2021年1月12日〜2023年6月30日)
- 生産性向上投資研究 (2017年7月3日〜2019年6月30日)
- 無形資産投資と生産性 -公的部門を含む各種投資との連関性及び投資配分の検討- (2015年4月21日〜2017年3月31日)
- 日本における無形資産の研究:国際比較及び公的部門の計測を中心として (2013年4月15日〜2015年3月31日)
- 日本における無形資産の研究 (2011年4月1日〜2013年3月31日)
- 日本における無形資産の研究 (2007年4月2日〜2011年3月31日)
学歴
1978年3月 東京大学経済学部卒業
2006年 経済学博士取得(一橋大学)
職歴
1978年4月 日本開発銀行入行
1987年6月 ハーバード大学国際問題研究所客員研究員
1988年6月 エール大学経済成長センター客員研究員
1989年6月 日本開発銀行設備投資研究所主任研究員
1992年7月 日本経済研究センター主任研究員兼務
1994年4月 日本開発銀行調査部副長
1995年4月 一橋大学経済研究所助教授
1997年4月 日本開発銀行名古屋支店企画調査課長
1999年4月 学習院大学経済学部教授
1999年4月 日本経済研究センター主任研究員兼務
2000年4月 一橋大学経済研究所非常勤講師兼務
2000年4月 日本経済研究センター主任研究員兼務
2001年10月 一橋大学経済研究所客員教授(2002年3月まで)
2006年7月 Centre for Economic Performance, London School of Economics客員研究員
2009年4月 - 2011年3月 学習院大学副学長
2011年4月 現職
主な著作物
著書:
『日本の企業投資と研究開発戦略』(鈴木和志氏と共著)東洋経済新報社、1986年
『円高の経済学』(徳井丞次氏と共著)東洋経済新報社、1994年
『グラフィックマクロ経済学』新生社 2002年
『2025年の日本経済』(日本経済研究センターと共編著)日本経済新聞社 2002年
『失われた10年の真因は何か』(岩田規久男氏と共編著)東洋経済新報社 2003年
『長期停滞の経済学 グローバル化と産業構造の変容』(宮川努)東京大学出版会、2005年12月
『日本経済の生産性革新』(宮川努)日本経済新聞社、2005年11月
論文:
「日本経済の回復と今後の課題─生産性分析からの視点─」(宮川努、竹内文英)、学習院大学経済経営研究所『年報』第20巻、pp.99-123、2006年12月
“The Impact of Technology Shocks on the Japanese Business Cycle - An empirical analysis based on Japanese industry data,” Tsutomu Miyagawa, Yukie Sakuragawa and Miho Takizawa, Japan and the World Economy, Vol.18, Issue 4, pp.401-417, December 2006.
“Productivity and the Business Cycles in Japan: Evidence from Japanese Industry Data,” Tsutomu Miyagawa, Yukie Sakuragawa and Miho Takizawa, The Japanese Economic Review, Vol.57, No.2, pp.161-186, June 2006.
「生産性の経済学─我々の理解はどこまで進んだか─」(宮川努)、『日本銀区ワーキングぺーパーシリーズ』No.06-J-06、日本銀行、2006年3月
「企業の収益力を強化する制度改革を」(宮川努)、日本経済研究センター編『日本企業 競争優位の条件 「強い会社」を創る制度改革』、日本経済新聞社、pp.15-38、2005年12月
「過剰設備の要因と設備投資行動」(宮川努、落合勝昭、滝澤美帆)、『ファイナンシャル・レビュー』平成17年第4号(通巻第78号)、財務省財務総合政策研究所編、pp.5-33、平成17年8月
「中国が牽引するアジア諸国の発展と日本の今後」(宮川努)、『経済産業ジャーナル』No.412、財団法人経済産業調査会、pp.14-15、2005年8月
「過剰設備と長期停滞」(宮川努・落合勝昭)、『フィナンシャル・レビュー』平成16年第4号(通巻第73号)、財務省財務総合政策研究所編、pp.5-26、平成16年9月
「潜在成長力、GDPギャップと資本ストックの計測」(宮川努・真木和彦)福田慎一・粕谷宗久編、『日本経済の構造変化と経済予測─経済変動のダイナミズムを読む─』東京大学出版会、pp.187-228、2004年9月
"The IT Revolution and Productivity Growth in Japan," (with Yukiko Ito and Nobuyuki Harada) Journal of the Japanese and International Economies, Vol.18, No.2, June 2004, pp.362-389.
「わが国IT投資の活性化要因 -JIPデータベースを利用した国際比較と実証分析-」(浜潟純大氏と共著)『経済研究』Vol.55、No.3、一橋大学経済研究所 2004年、pp.245-260.
「日本経済の長期停滞と供給サイド」浜田宏一・堀内昭義 内閣府経済社会総合研究所編『論争 日本の経済危機:長期停滞の真因を解明する』日本経済新聞社、pp.3-27. 2004年
「均衡為替レートの作成」(牧野達治氏、外谷英樹氏と共著)『統計』、財団法人日本統計協会、2004年3月号、pp.6-12.
「「産業」の視点から日本経済再生を考える」(1)-(8)『日経研月報』、連載(1)-(8)、2003年‐2004年
"Corporate Governance and Research and Development: Evidence from Japan," (with kaoru Hosono and Masayo Tomiyama), Economic of Innovation and New Technology, Vol.13, No.2, pp.141-164, 2004.
"Inefficiency of Corporate Investment and Distortion of Savings Behavior in Japan" (with Albert Ando and Dimitrios Christelis) in Structural Impediments to Growth in Japan, edited by Magnus Blomstrom, Jennifer Corbett, Fumio Hayashi and Anil Kashyap, The University of Chicago Press, Chicago and London, pp.155-190, 2003.
「景気判断とGDP統計」(山澤成康と共著)、 浅子和美・福田慎一編『景気循環と景気予測』東京大学出版会、第11章、pp.337-370、2003年7月.
「景気循環の国際的波及─アジア・太平洋諸国における実証分析─」(今村有里子と共著)、浅子和美・福田慎一編『景気循環と景気予測』東京大学出版会、第13章、pp.277-309、2003年7月.
「産業別生産性と経済成長:1970-98年」(深尾京司他と共著)、内閣府経済社会総合研究所『経済分析』第170号、2003年6月.
「機械投資と日本の経済成長」(白石小百合氏と共著)『ファイナンシャル・レビュー』58号、財務省財務総合研究所、2001年
「GDP統計の変更と景気循環」(山澤成康氏と共著)『ファイナンシャル・レビュー』57号、財務省財務総合研究所、2001年
「産業構造の変化、産業空洞化と日本経済」小宮・奥野編著『日本経済 21世紀への課題』東洋経済新報社、1998年
「アジア通貨危機と均衡為替レート」(外谷英樹氏と共著)『ファイナンシャル・レビュー』48号、大蔵省財政金融研究所、1998年 他
その他
産業構造審議会基本政策部会委員、
国土審議会計画部会産業展望・東アジア連携専門委員会委員、
国民経済計算調査会専門委員