RIETI ポリシーディスカッション

第6回:デフレ脱却には政府・日銀間で政策協定を結ぶ必要がある:ディスカッションルーム

植杉 威一郎
研究員

日銀は日本国債をさらに引き受けるべき

匿名希望

国債の発行残高を憂慮する意見が巷に溢れていますが気にする必要は無いと思います。

日銀がお金を刷って、市中で流通している日本国債を全部買い取れば、何も問題は起こりません。

その理由を説明すると下記のようになります。

1.日銀がお金を刷って市中から日本国債を全部買う。
2.日銀は日本国債の債権を放棄する(買った国債を破って捨てる)。
3.国債を持っていた人は、手元に有った国債が現金に換わるが、その人は、その現金のほとんどを銀行に預金する。
4.銀行の貸し出し金利はこれ以上下がりようがないので、増えた銀行預金は銀行の金庫に溜まるだけでどこにも行かない。
5.よって、インフレも何も起こらない。
以上

この政策を行うのはデフレの今しかありません。

早急に日銀と財務省が協定を結び、実行しましょう。

2004年2月17日

ディスカッションルーム

2004年2月17日掲載

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