EBPM(エビデンスに基づく政策形成)入門:第8話 ロジックモデル(セオリー評価)で政策の確からしさを高める

執筆者 関沢 洋一(上席研究員)
発行日/NO. 2026年8月  26-P-017
ダウンロード/関連リンク

概要

  • 政策の確からしさを高めるためには、ロジックモデルを含めたセオリー評価を準EBPMとして扱って、その推進を図ることが重要である。
  • セオリー評価は、政策介入について、インプット→アクティビティ→アウトプット→アウトカム→インパクトという一連の流れについての仮説を明らかにするとともに、この矢印がどうして、どのようにして起きるのかを明らかにすることを指す。
  • 過去の研究によって明らかにされたエビデンスや社会科学の理論などで矢印の妥当性を示すとロジックモデルの確からしさが高まる。
  • ロジックモデルは仮説であり、どんなにもっともらしくても誤っている場合があることを認識するととともに、仮説が正しいかどうかの検証を行うことが重要である。
  • 日本では、セオリー評価のような事前評価は、政策の内容がほぼ決まった後につじつまあわせとして行われることが多かった。これは本来のセオリー評価とは乖離しており、意思決定のプロセスの中に組み込むことが望ましい。