多角的貿易体制は生き残れるか?-WTOが抱える課題と展望-

開催日 2026年10月15日
スピーカー 宇山 智哉(前WTO事務局長上級補佐官)
コメンテータ 川瀬 剛志(RIETIファカルティフェロー / 上智大学法学部 教授)
モデレータ 冨浦 英一(RIETI所長 / 大妻女子大学データサイエンス学部長)
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開催案内/講演概要

WTOが完全に機能不全に陥っているという報道がみられるが、第二次世界大戦を招いたとされる世界恐慌を二度と繰り返さないため、戦後構築されたGATT/WTO体制の根幹は引き続き機能しており、世界貿易は拡大を続けている。世界の物品貿易の72%は引き続きWTOの最恵国待遇ベースで行われているほか、デジタル技術の普及で、サービス貿易が急拡大している。また、上級委員会が機能しなくなった後も、WTOの紛争解決手続きは引き続き活用されている。一方で、加盟国の拡大や、地政学的な対立など国際情勢の大きな変貌を踏まえて、意思決定におけるコンセンサス方式の運用の見直しなど、WTOもまた改革を迫られている。本BBLセミナーでは、前WTO事務局長上級補佐官の宇山智哉氏をお招きし、今後どのような展開がありうるか議論いただく。