近年、米中対立の激化、サプライチェーンの混乱、そして急速な技術革新により、国際情勢は深刻な不安定さを増している。こうした状況の中、日本と韓国は共通の安全保障上の脅威に直面している一方、経済面では互いに補完し合える強みを有している。 本講演では、ソウル大学経済学部のキム・ビョンヨン名誉教授をお迎えし、両国が資源を連携・活用することで、地政学的ショックの安定化に寄与し、経済発展にもつながる可能性について論じていただく。キム教授は、両国の協力の目標として、以下の4つの柱を提示している。 ① 共ヘッジ(Co-hedging) ② 共競争(Co-competition) ③ 共発展(Co-development) ④ 共責任(Co-responsibility) さらに、これらの協力を不可逆的なものとするための政策を伴った正式な枠組みとして、「日韓経済連携強化の枠組み」の構築についても議論いただく。