生産性向上政策は目的に合っているのか?

開催日 2025年3月26日
スピーカー バート・ファン・アーク(RIETIノンレジデントフェロー / マンチェスター大学アライアンス・マンチェスター・ビジネススクール(AMBS)教授)
コメンテータ 深尾 京司(RIETI理事長 / 一橋大学経済研究所 特命教授)
モデレータ 乾 友彦(RIETIファカルティフェロー / 学習院大学国際社会科学部 教授)
ダウンロード/関連リンク
開催言語 英語
開催案内/講演概要

過去数十年にわたり、G20をはじめとする多くの国々は、生産性向上を支援するために様々な政策を採用してきた。しかしながら、G20の各国ごとに生産性向上の要因には明確な違いはあるものの、2010年代以降の各国の労働生産性の向上は、全要素生産性の成長の低下(マイナスに転じる国も)や投資の弱まりに見られるように全般的に鈍化している。
本セミナーでは、RIETIノンレジデントフェローであり、マンチェスター大学アライアンス・マンチェスター・ビジネススクール(AMBS)のバート・ファン・アーク教授をお招きし、生産性向上のための実行可能な戦略について解説をいただく。具体的には、技術の進歩と知識の普及のバランスをとること、無形資産と公共資産への投資を拡大すること、人的資本の質の向上により一層焦点を当てること、国際的かつ時代を超えたダイナミックな学習を可能とすること、等の必要性について生産性向上政策の類型を用いて解説する。