G20への政策提言

経済産業研究所では、G20の関連イベントの1つであるThink20(T20)を通じて、2019年6月開催のG20大阪に向けて、貿易・投資及び中小企業政策においてタイムリーに政策提言を行います。

貿易・投資とグローバル化タスクフォース

世界の貿易制度は保護主義の台頭、グローバルバリューチェーン(GVC)参加における機会の不平等やサービスおよびデジタル貿易に十分に対応しきれていない現行の法制度など、様々な面において困難に直面しています。これらの問題に取り組むにあたり、本タスクフォースでは国際貿易制度を改善するために交渉の場としての世界貿易機構(WTO)を再活性化するとともに、紛争解決機能を復活・強化させるための政策を議論します。さらに財やサービスに関する通商政策、持続可能で均衡の取れた包括的な成長を達成するため、グローバル化の負の影響を軽減しつつ先進国と発展途上国双方に利益をもたらしうる社会的に公正かつ環境にも配慮した投資政策などにも注目し、デジタル貿易時代において個人情報の保護などを確保しつつ、データの自由な流れを促進するためのバランスのとれた国際ルールをいかに構築するかについても検討します。本タスクフォースではこれらの議論を通じて国際的な問題に対する共通の理解を深め、学術的な視点から政策提言を行うことを目指しています。

本コーナーでは、T20 Japan「貿易・投資とグローバル化タスクフォース」の成果であるポリシーブリーフを掲載しています。

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ファイナンス・テクノロジーの発展に直面する中小企業政策タスクフォース

中小企業は、全世界で正規雇用の半分以上を占め、生産性向上を促進するために不可欠な存在です。しかし、多くの中小企業は規模や限られた資源、市場アクセスや大企業との関係に起因する課題に直面しています。
本タスクフォースでは、これらの課題に対処するため、
・起業意識の醸成、多様な起業家に対する支援、起業及び事業承継の手続きの円滑化など、スタートアップ企業の参入と退出を容易にするエコシステムの構築
・スタートアップ企業の持続的な成長、特にやる気のある中小企業による研究開発とイノベーションを促進するための大学、研究機関、企業とのネットワーク構築
・新しい技術や革新的なビジネスモデルを生かした中小企業の金融アクセス改善
・労働移動や人的資本投資の促進
・中小企業が世界市場に参入する際の貿易投資に関わる障壁の削減
に向けた政策提言について議論しています。

本コーナーでは、T20 Japan「ファイナンス・テクノロジーの発展に直面する中小企業政策タスクフォース」の成果であるポリシーブリーフを掲載しています。

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