プロジェクト概要
近年、世界各国で保護主義が台頭している。その理由の1つは、グローバルな経済ネットワークを通じて経済ショックが流入するためにグローバル化に対する反発が強まっていること、また人間が持つ本質的な閉鎖性によって反グローバル化が強化されていることである。本研究は、(1)国内外に広がる企業ネットワークを通じて、経済ショックはどのように波及するか、またどのような政策的介入によって負のショックの波及が緩和されるか、(2)外部からの介入によって地域を越えた社会交流が起きることで、人間の持つ本質的な閉鎖性は軽減されるのか、について実証的に検証することで、保護主義の台頭に対して政策的な提言を行う。
プロジェクト期間: 2020年8月17日 〜 2022年7月31日
主要成果物
2022年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
- 22-E-088
"Floods and Loan Reallocation: New evidence" (OGURA Yoshiaki, NGUYEN Duc Giang and NGUYEN Thu Ha) - 22-E-086
"Trade Disruption and Risk Perception" (KASHIWAGI Yuzuka and TODO Yasuyuki) - 22-E-062
"Propagation of Overseas Economic Shocks through Global Supply Chains: Firm-level evidence" (INOUE Hiroyasu and TODO Yasuyuki) - 22-E-059
"Establishment-level Simulation of Supply Chain Disruption: The case of the Great East Japan Earthquake" (INOUE Hiroyasu, OKUMURA Yoshihiro, TORAYASHIKI Tetsuya and TODO Yasuyuki)