藤田昌久所長、日本学士院新会員に選出

藤田昌久所長が、平成22年12月13日開催の日本学士院第1044回総会において、日本学士院会員に選出されました。

藤田 昌久写真日本学士院は今回の選出にあたり、藤田所長の主要な学術上の業績を「伝統的な都市・地域経済学の分野で研究生活をはじめ、そこで優れた業績をあげたのち、1990年代に大きな発展をみせた空間経済学の分野で、米国のクルーグマン博士と並んで極めて重要な研究成果を挙げました。空間経済学は、都市・地域経済学をふくみ、国内外の産業立地や人口集積、国際分業と労働資本の国際移動など、さまざまな集積・分業のありかたを、統一的かつ経済学的に分析する学問分野です。藤田氏は、クルーグマンとの先駆的な共同論文や、世界的に有名な共著『空間経済学―都市・地域・国際貿易』、あるいは他の研究者との共同著作をとおして、空間経済学の発展に欠くべからざる貢献をなしました。」としています。