RIETIについて

所長挨拶

矢野 誠顔写真

矢野 誠RIETI所長・CRO

RIETIは、経済及び産業に関する知識と理解の増進を図り、我が国の経済産業政策の立案に貢献することを目指しています。特に、2016年4月から始まった第4期中期目標期間では、少子高齢化に伴う人口減の深刻化、技術革新がもたらす第4次産業革命、経済連携の深化やグローバルなルール形成競争の進展といった経済社会の急激な「地殻変動」に鑑み、
I.世界の中で日本の強みを育てていく
II.革新を生み出す国になる
III.人口減を乗り越える
という3つの中心的テーマを掲げ、①産業・人材・財政・国際経済等のさまざまな政策分野の相互作用を解き明かし、②多様化・複雑化する経済社会の課題の実態と本質を炙り出し、効果的な処方箋を提供するために、エビデンスに基づく高度専門的かつ「分野横断的」な調査・研究を推進し、政策提言を発信しています。

また、今年度の4月には、EBPMの推進チームを立ち上げました。近年関心を集めるEBPMは政府の方針にも掲げられており、RIETIでも今年度からの活動に向けて専門の研究員を迎え入れるなど、準備を進めてまいりました。その一環として昨年開催したシンポジウムは大変な盛会で、日本においてもEBPMの必要性の高まりを強く実感しています。RIETIとしても、今後ますます重要性を増すEBPMの発展に寄与していく決意です。

国際的な経済政策研究シンクタンクとして、RIETIの強みである3つの特徴 ―
❶既存の政策に縛られずに中立的・客観的な研究を実施できる独立行政法人の特長を生かし、政府とアカデミアの両方の観点から、新たな政策形成につながるようなインパクトのある政策提言を行うことができる
❷内外のトップリサーチャーや大学、産業界などの幅広い英知を結集したネットワークを基礎に、多岐にわたる研究分野を融合した横断的な研究を実施することができる
❸他に類を見ないデータベース等を活用したエビデンスを提供することにより、きめ細やかに政策立案に貢献することができる ―
を十分に生かし、今後も、研究を進めてまいります。

2018年5月