調査の目的
新型コロナウイルスは、1918年のスペイン風邪以来の100年に1度の大規模な感染症の蔓延であり、このパンデミックが人々の心身の健康状態に影響を及ぼしているかどうか、及ぼしているとしてどのような経路で影響を及ぼしているかについては、データの構築が十分に行われていない。心身の健康状態の把握はその時点でしか行えないことが多く、将来の政策立案の基礎的エビデンスを提供できるデータを作成・分析することを目的として、調査の継続に応諾していただいた方々を対象として1年間にわたり3ヶ月毎に5回に分けてアンケート調査を行う。
調査概要
- 調査対象
-
18歳から74歳の男女
*総務省統計局人口推計(令和2年5月確定値)に基づき、47都道府県×性別×年代を人口構成比に合わせて割付 - 調査方法
-
調査会社が保有するアンケートモニターを対象とするインターネット調査
- 調査スケジュール
-
第1回調査 2020年10月27日~11月6日
第2回調査 2021年1月19日~26日
第3回調査 2021年4月23日〜5月6日
第4回調査 2021年7月20日~27日
第5回調査 2021年10月20日~27日 - 有効回答数
-
第1回調査 16,642名
第2回調査 12,229名
第3回調査 11,846名
第4回調査 5,995名(全回答数のうち、40歳以上65歳未満を分析対象とした有効回答数)
第5回調査 11,465名
関連リンク
- 2021年9月 21-P-017
「新型コロナウイルスのワクチン接種と社会経済的地位の関係について:インターネット調査の結果の報告と考察」 (関沢 洋一) - 2021年5月 21-J-026
「どういう人々が新型コロナウイルスのワクチンを接種したがらないか:インターネット調査における検証」 (関沢 洋一、橋本 空、越智 小枝、宗 未来、傳田 健三) - 2021年1月 21-J-001
「旅行と新型コロナ感染リスク:第三波前の個票データによる分析」 (中田大悟) - 2020年12月 20-J-044
「第3波直前の我が国における、コロナ禍でのうつ状態と自殺念慮に関するリスクの検討:『新型コロナウイルス流行下における心身の健康状態に関する継続調査』第一回調査結果より」 (宗 未来、関沢 洋一、越智 小枝、橋本 空、傳田 健三) - 2020年12月 20-J-043
「2020年8月か9月に旅行に行った者は新型コロナウイルス感染と診断されやすかったか?」 (越智 小枝、関沢 洋一、宗 未来)