イベント概要
- 日時:2016年3月22日(火)13:00-17:00(受付開始12:30)
- 会場:日本学術会議 講堂
(東京都港区六本木 7-22-34)
配付資料
開会挨拶
矢野 誠 (日本学術会議会員経済学委員会委員長/RIETIシニアリサーチアドバイザー/京都大学経済研究所教授)
中島 厚志 (RIETI理事長)
第1部:研究報告
「働き方改革および育児短時間規制の出生と就業への影響」
永瀬 伸子 (日本学術会議会員/お茶の水女子大学基幹研究院教授)
上智大学外国語学部/東京大学経済学部卒業。1995年東京大学博士(経済学)。東洋大学助教授等を経て2006年よりお茶の水女子大学教授。米国ハーバード大学、コーネル大学客員研究員、安部フェロー。労働市場と家族形成、社会的保護と女性の就業・出産選択を実証的に分析している。日本学術会議経済学委員会ワークライフバランス研究分科会委員長。
主な著作物:「育児短時間の義務化が第1子出産と就業継続、出産意欲に与える影響:法改正を自然実験とした実証分析」『人口学研究』37(1)27-53、2014年;「非正規雇用と社会保険との亀裂」『福祉と労働・雇用』(共著)ミネルバ書房、2011年;『少子化とエコノミー:パネル調査から描く東アジア』(共編著)作品社、2008年
「女性活躍推進と企業業績」
山本 勲 (RIETIファカルティフェロー/慶應義塾大学商学部教授)
「ダイバーシティ経営が正規雇用女性の賃金に与える影響について」
山口 一男 (RIETI客員研究員/シカゴ大学ラルフ・ルイス記念特別社会学教授)
東京大学理学部卒業後、総理府勤務、コロンビア大学公共衛生大学院助教授、UCLA社会学部助教授・准教授等を経て1991年よりシカゴ大学社会学科教授、2008-2012年同学科長。2003年よりRIETI客員研究員。グッゲンハイムフェロー、オランダ・ユトレヒト大学客員教授、慶應義塾大学商学部大学院客員教授、NSF常任審査員、NIH常任審査員などを兼任。2003年に米国科学情報研究所(ISI)が社会科学一般の部で世界で最も引用された著者の一人に認定。専門分野は社会統計学、合理的選択理論、社会的不平等、家族と就業。シカゴ大学社会学博士号取得。
主な著作物:「ホワイトカラー正社員の男女格差の決定要因について」『日本労働研究雑誌』、2014年;『ワークライフバランス;実証と政策提言』日本経済新聞社、2009年;「男女の賃金格差解消への道筋―統計的差別の経済的不合理の理論的・実証的根拠」『日本労働研究雑誌』、2008年;『ダイバーシティ』東洋経済新報社、2008年
「外資系企業の女性活用」
児玉 直美 (RIETIコンサルティングフェロー/一橋大学経済研究所准教授)
「女性の多重役割と健康問題―ワーク・ファミリー・バランスの観点から」
吉沢 豊予子 (日本学術会議連携会員/東北大学大学院医学系研究科教授)
質疑応答
司会:
石原 直子 (リクルートワークス研究所機関誌Works編集長)
第2部:パネルディスカッション「男女のキャリアとWLB―育児期の課題克服 個人のスタンス、企業のスタンス、社会のスタンス」
モデレータ・論点説明 「ダイバーシティ経営、WLBを進める意義」:
樋口 美雄 (日本学術会議連携会員/RIETIファカルティフェロー/慶應義塾大学商学部教授)
慶應義塾大学商学部卒業後、1982年同大学商学部助教授、米国コロンビア大学経済学部客員研究員(1985-1987年)を経て、1991年より現職。2009-2013年9月慶應義塾大学商学部長・商学研究科委員長。一橋大学経済研究所客員教授、米国スタンフォード大学経済政策研究所客員研究員・オハイオ州立大学経済学部客員教授、国民生活金融公庫総合研究所長、2014年フランス国立社会科学高等研究所、コロンビア大学、OECD客員研究員等を歴任。京都大学客員教授。
主な著作物:『グローバル社会の人材育成・活用―就学から就業への移行課題』(樋口・財務省財務総合政策研究所共編著)勁草書房、2012年;『非正規雇用改革―日本の働き方をいかに変えるか』(鶴・樋口・水町編著)日本評論社、2011年;『ワーク・ライフ・バランスと家族形成―少子社会を変える働き方』(樋口・府川編)東京大学出版会、2011年
パネリスト(登壇順):
武石 恵美子 (日本学術会議連携会員/法政大学キャリアデザイン学部教授)
大石 亜希子 (日本学術会議連携会員/千葉大学法政経学部教授)
藤澤 秀昭 (経済産業省経済産業政策局経済社会政策室長)
岩田 喜美枝 (公益財団法人21世紀職業財団会長/日本航空株式会社社外取締役/キリンホールディングス株式会社社外監査役)
石原 直子 (リクルートワークス研究所機関誌Works編集長)