RIETIの活動

長岡貞男プログラムディレクター・ファカルティフェローが第5回日本統計学会中村隆英賞を受賞

長岡貞男写真長岡貞男プログラムディレクター(PD)・ファカルティフェローが、第5回日本統計学会中村隆英賞を受賞しました。

長岡PDは、RIETIのイノベーションプログラムのプログラムディレクターとして、「国際的に見た日本産業のイノベーション能力の検証」をはじめ数々の研究プロジェクトのリーダーを務めてきています。受賞理由として、(1)統計分析を活用したイノベーション研究において顕著な貢献を果たし、国際的にも高い評価を受けており、特に、特許制度改革の統計分析による研究でエビデンス・ベースの政策形成に貢献してきたこと。(2)発明者レベルのデータを集約した新たな統計データの開発と分析により、発明の創造過程や商業化過程の理解を深めたこと。そして(3)知的財産分野の統計を政府や企業の意思決定に活用するための整備や事例創出にも尽力し、特許庁やOECDでの活動への知的貢献など多岐にわたる活動を展開したことが、指摘されています。なお、長岡PDは、経済産業研究所等での研究プロジェクトの研究成果を元にした著書『発明の経済学』で2022年の日経・経済図書文化賞を受賞し、2021年には知的財産制度の発展への貢献で経済産業大臣表彰を受賞しました。

参考)一般社団法人 日本統計学会 https://www.jss.gr.jp/