山口一男客員研究員が岸田総理に男女賃金格差の是正を提言

2024年9月2日に首相官邸で開催された「第6回女性の職業生活における活躍推進プロジェクトチーム」の会合に山口一男シカゴ大学教授/RIETI客員研究員が登壇し、岸田総理や出席者に対し日本の男女賃金格差についてレクチャーを行いました。山口客員研究員は、男女賃金格差の要因として1）女性の非正規雇用が多いこと、2）女性管理職の割合が低いこと、3）女性専門職の賃金が低く、STEM（科学・技術・工学・数学）系の専門職の女性割合が極めて小さいことを指摘するとともに、格差是正のためには政府介入による非正規雇用の大幅な縮小が最重要であり、女性の継続就業率を高める企業施策、男女の職のステレオタイプ化を是正する中等教育改革、企業トップ主導による管理職割合の男女格差是正措置の必要性等を提言しました。