プロジェクト概要
本プロジェクトの目的は、都道府県別産業生産性データベース(Regional-level Japan Industrial Productivity Database、以下R-JIPデータベース)の更新・拡充を行い、それに関連する分析を行うことである。今後人口減少と高齢化が急速に進む日本社会のなかにあって地方はより厳しい現実に直面することが予想されており、地域の産業立地の特性を見据えつつ地域活性化のための適切な取組みが求められている。R-JIPデータベースを2012年まで更新したR-JIP2017を公開するとともに、前データベースとは大幅に推計方法を見直した部分もあることから、新たな推計方法の解説を添付する。また、今回のプロジェクトでは、商品流通統計を利用して作成した都道府県ベースでの地域間産業連関表を活用して、バリュー・チェーン分析に基づく地域産業の立地特性の分析、サービス業の投入産出構造を考慮した地域間サービス価格差分析などを行うことによって、地域間生産性格差の背景に新たな焦点を当てることが期待できる。
プロジェクト期間: 2017年7月 3日 〜 2019年6月30日
主要成果物
2020年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
- 21-J-005
「地域間生産性格差と生産要素の資源配分」 (川崎 一泰)