プログラム:産業フロンティア

人工知能のマクロ・ミクロ経済動態に与える影響と諸課題への対応の分析

プロジェクトリーダー/サブリーダー

馬奈木 俊介顔写真

馬奈木 俊介 (ファカルティフェロー)

リーダー

プロジェクト概要

現在、世界規模でAIの開発競争が進んでおり、AIの実社会への実装、普及が進んでいる。AIの普及は我が国で発生しているさまざまな経済的、社会的問題を解決、緩和する大きな可能性を持つ一方で、賃金格差や失業といった労働問題を中心に不確定な問題が発生する可能性についても懸念されている。今後のAI普及、およびその影響を考える場合には、マクロ要因だけでなく、ミクロ要因、および現状の法律、制度設計との兼ね合いをより詳細に分析し、未だ理解が不十分な不確定要素をより明らかにしたうえで、マクロ動態への影響を分析する必要性があるといえる。そのため本研究プロジェクトでは、これまでとくに重要視されていた失業や賃金の問題を中心としつつも、今後のAIの進歩、普及に伴う、その他の経済・社会の変化やAI普及に影響を与える社会制度、その他の要因を明らかにし、中長期的に日本においてAIの普及によって変わる生活環境をもとに、どのような労働の在り方、諸政策が必要であるか提言する。

プロジェクト期間: 2018年3月 1日 〜 2020年2月29日

主要成果物

2020年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

2019年度の成果

RIETIポリシー・ディスカッション・ペーパー