プロジェクト概要
経済立地の代表的形態である集積について、それらの地図上での検出、空間分布解析、要因分析、異なる経済活動間で生じる集積の協調、および、それにより形成される地域経済圏の同定までを統一的に行う実証手法を開発し、1980年以降の日本の地域産業構造の変化を特徴付ける。主として産業間で集積度の変動が大きい製造業を対象とするが、特許公開データを用いて、研究開発活動の集積についても分析し、知識創造型の経済活動の空間パターンについて、初めての体系的な特徴付けを試みる。また、地域経済圏は一般に行政地域を超越して形成されることから、持続的な地域産業政策に向けた広域連携の方向性について具体的示唆を得ることが期待できる。
プロジェクト期間: 2016年6月27日 〜 2018年5月31日
主要成果物
2018年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
- 18-E-068
"Collaborative Knowledge Creation: Evidence from Japanese patent data" (MORI Tomoya and SAKAGUCHI Shosei) - 18-E-067
"Inter-city Trade" (MORI Tomoya and Jens WRONA) - 18-E-054
"Inter-firm Transaction Networks and Location in a City" (OTAZAWA Toshimori, OHIRA Yuki and Jos VAN OMMEREN) - 18-E-053
"Spatial Pattern and City Size Distribution" (MORI Tomoya)