政策シンポジウム他

動きはじめたビジネス支援図書館~図書館で広がるビジネスチャンス~

イベント概要

  • 日時:2002年9月23日(月・祝)13:00~18:00(開場12:15)
  • 会場:一橋記念講堂 東京都千代田区一ツ橋2丁目1番2号 学術総合センター2階
  • 来場者アンケート「図書館について」

    • ビジネス支援図書館の開館日時に関してですが、たとえば大手町に来ても日曜開館であれば利用したいビジネスマンは多いのではないのでしょうか。自分のための時間は土曜日の午後から日曜日のみの方がほとんどだと思います。また国立大学図書館は国民の税金で運営されているのですから、もっとOPENにすべきではないでしょうか。 [図書館関係]
    • 世界で一番安価なブロードバンド回線サービスが入手可能で、その気になれば個人でいろいろな情報を手に入ることが可能になった状況で、図書館に求められるものは、本を中心とした情報のナビゲーション機能だけでなく、人と人とを結びつけるポータルの機能です。この部分をより重視していくべきだと思います。
    • ハローワークが土日にも相談に応じるようになった。図書館においては文部科学省の通達があった。関係機関の連携が大切。大学もぜひ入れてやっていただきたい。なんと米国大学図書館は学生を支援している。ただ、商工会議所等は補助金を交付できる絶対的能力がある。図書館はこれを上回ることができるのだろうか。 [図書館関係]
    • 現状はともかくも図書館は図書ではなく情報の拠点であること。情報の提供サービスをする場であり、人が大切だと思いました。 [教育機関]
    • 優秀な大学図書館ですから、その閉鎖性は日本経済の停滞を生む一因になっていると思います。夢や希望や可能性を排他性や閉鎖性によって奪ってほしくありません。利用に関しては有料化(一般人に対しては)してもよいと思います。 [自営業]
    • 数少ない司書ではこなしきれなくなったレファランス業務のネットワークを地域と、全国で作ること。相互にスピーディーに協力できるフラットな体制は不可欠
    • 著作権の壁をどう乗り越えるかを検討し、アピールしていくこと。情報は有料であると考えない限り、困難な問題だが、その意味でいえば公共図書館は「逆効果」
    • 物理的なビジネス支援の「スペース」が図書館にあれば。図書館自体の存在意義と図書館員の方(司書)のモティベーションの持ち方というもっと大きな問題が先にあるように感じました。 [シンクタンク・コンサルタント]
    • 図書館での有料制にハードルがあるのなら地域通貨(エコマネー)を使えないかと考えます。ノレッジセンターには大いに興味があります。 [官公庁・自治体]
    • (図書館法など業務規制などの関係で)公共図書館に民間サービス、オペレーションを組み合わせることは難しいのでしょうか(スターバックスとタイアップするなど)? また公共図書館としてのビジネス支援における定量目標はあるのでしょうか? [シンクタンク・コンサルタント]
    • コミュニティーとしての役割は期待します。異業種交流や議論仲間はぜひとも必要です。組織に所属していないためかなり痛切な望みです。
    • 地域により地場産業が違っており、林業・農業etcの支援も望ましい。だから図書館はおもしろい!! と全国の図書館がより個性的に育ち、ネットでつながる方向性が見出せると思いたい。