イベント概要
- 日時:2015年8月21日(金)13:30~17:50
- 会場:イイノホール&カンファレンスセンター Room A
(東京都千代田区内幸町2丁目1-1)
配付資料
開会挨拶
中島 厚志 (RIETI理事長)
奈良 人司 (NISTEP所長)
基調講演「イノベーション推進:日本の特異点とは?」
原山 優子 (内閣府総合科学技術・イノベーション会議議員)
講演「米国の経験から」
「公的研究資金の効果を評価するためのフレームワーク」
アダム・ジャッフィー (Motu経済・公共政策研究所所長・上席研究員/全米経済研究所リサーチアソシエイト)
Motu経済公共政策研究所所長・上席研究員。マサチューセッツ工科大学卒業(1976年理学士(化学)、1978年理学修士(技術政策)。1985年ハーバード大学経済学Ph.D取得。ブランダイス大学芸術科学部長、ハーバード大学経済学部准教授を経て、現職。クイーンズランド工科大学非常勤教授、Te Pūnaha Matitiniの社会システム研究テーマリーダーも務める。ジョージ H.W. ブッシュ政権下では大統領経済諮問委員会上席エコノミストを務める。全米経済研究所(NBER)のイノベーション政策と経済グループの共同創設者であり、American Economic Reviewの編集委員やRand Journal of Economicsの共同編集者を務めた。研究分野は技術革新と技術の普及(特に環境・エネルギー技術)。
「オープンイノベーションとアントレプレナー戦略」
スコット・スターン (マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院教授/全米経済研究所リサーチアソシエイト)
マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院教授、技術革新・アントレプレナーシップ・経営戦略グループチェア。研究分野は起業家戦略、 イノベーション主導の起業家エコシステムとイノベーション政策とマネジメントに特化したアントレプレナーシップ論。最近の研究は、経済発展における起業集団の役割、科学・技術の知識の蓄積をまとめる制度の役割、起業家戦略の推進とその結果に力を注ぐ。全米経済研究所のイノベーション政策グループの指導者であり共同創設者。MIT Regional Entrepreneurship Acceleration Programの学部長。また以前にはケロッグ経営大学院教授、ブルッキングス研究所上席研究員として尽力。2005年アントレプレナーシップのすぐれた研究でKauffman Prize Medalを受賞。
ニューヨーク大学経済学士、スタンフォード大学経済学博士。
「米国製造業における発明とその商業化」
アシシュ・アローラ (デューク大学経営大学院教授/全米経済研究所リサーチアソシエイト)
デューク大学経営大学院教授。経済学博士(スタンフォード大学・1992年)。2009年までカーネギーメロン大学ヘインツスクール教授。研究分野は技術と技術的変化の経済学。ソフトウェア、バイオテクノロジー、化学など技術集約的産業、情報セキュリティの経済学、技術的スタートアップを促進する知的財産制度の役割。特に、発展経済(特にインド)におけるソフトウェア産業と医薬品産業の勃興。知的財産権とライセンシングを含む企業におけるイノベーションのマネジメントとイノベーションを基礎とした起業家活動に関心が強い。Research Policyの共同編集者であり、Management Scienceの連携編集者の他、Strategic Management Journal等の多数の学術誌の編集委員を務める。
質疑応答
モデレータ
元橋 一之 (RIETIファカルティフェロー/NISTEP客員総括主任研究官/東京大学大学院工学系研究科教授)
パネルディスカッション 「政策的インプリケーション」
パネリスト(ご登壇順)
ジェフリーL.ファーマン (ボストン大学経営大学院准教授/全米経済研究所リサーチアソシエイト)
ボストン大学経営学大学院准教授。研究分野は戦略、国際ビジネスとイノベーションの交差における諸問題。最近のプロジェクトでは、科学を基盤とした企業の戦略的経営、累積するイノベーションに関する制度の影響、科学とイノベーション政策について調査。American Economic Review、Review of Economics & Statistics、Industrial & Corporate Change、ネイチャー等の学術誌に論文が掲載されており、Journal of International Business Studies、Strategic Organization、Journal of Management、Industry & Innovationで編集・審査委員も務めている。米国経営学会会員として年次大会にて積極的に活動するほか、NBERの生産性セミナーも共催している。マサチューセッツ工科大学経営学博士。
長岡 貞男 (RIETIプログラムディレクター・ファカルティフェロー/NISTEP客員研究官/東京経済大学経済学部教授)
ジョエル・ウォルドフォーゲル (ミネソタ大学カールソンスクール教授/全米経済研究所リサーチアソシエイト)
イェール大学経済学准教授、ペンシルバニア大学ウォートンスクール教授を経て現職。研究分野は産業組織論、法律と経済。価格広告、メディアマーケット、差別化された商品マーケットの運営、また海賊行為、価格決定、新規商品の供給・品質におけるデジタル化の効果などデジタル商品に関する実証的研究を指導してきた。American Economic Review、Journal of Political Economy、RAND Journal of Economicsなどで50を超える論文を発表している。
ブランダイス大学経済学修士、スタンフォード大学経済学博士。
主な著作物:"The Tyranny of the Market: Why You Can't Always Get What You Want"Harvard University Press, 2007; "Scroogenomics: Why You Shouldn't Buy Presents for the Holidays"Princeton University Press, 2009
田辺 靖雄 (株式会社日立製作所執行役常務)
中西 宏典 (内閣府大臣官房審議官(科学技術・イノベーション担当))
モデレータ
元橋 一之 (RIETIファカルティフェロー/NISTEP客員総括主任研究官/東京大学大学院工学系研究科教授)