開催案内
日本の経済政策は、製造分野での国際的競争力を築き維持する点において大きな成功を収めてきていますが、製造分野は日本経済のほんの20%程度でしかありません。日本の成長戦略は、数十年にわたり生産性が立ち後れている貿易・サービスなどの分野に焦点を置くべきで、それが日本の経済成長復活のためのもっとも重要な機会です。サービス分野の生産性の問題は、日本固有の問題ではなく、ハーバード大学でのWorld KLEMSイニシアチブで明らかになったとおり、ヨーロッパにおける経済成長低迷の根底にもあります。
今回の特別BBLセミナーでは、ハーバード大学のデール W. ジョルゲンソン教授に日本の新たな成長戦略および世界経済についてご講演いただきます。
イベント概要
- 日時:2012年9月24日(月)12:15-13:45
- 会場:RIETI国際セミナー室 (東京都千代田区霞が関1丁目3番1号 経済産業省別館11階1121)
- 開催言語:英語(同時通訳なし)
- 参加費:無料
- 主催:独立行政法人経済産業研究所
- お問合せ:RIETI 松倉多恵子、今野美世子
Tel: 03-3501-8398、Fax: 03-3501-8416
講演者
- スピーカー:デール W. ジョルゲンソン (ハーバード大学教授)
- コメンテータ・モデレータ:小林 慶一郎 (RIETI上席研究員/一橋大学経済研究所教授/キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)
配付資料
- デール W. ジョルゲンソン:プレゼンテーション資料 (英語) [PDF:345KB]
- 小林 慶一郎:コメント資料 (英語) [PDF:304KB]
デール W. ジョルゲンソン (Dale W. JORGENSON)氏ご略歴
ハーバード大学教授(Samuel W. Morris University Professor)。1959年ハーバード大学より経済学博士号取得。カリフォルニア大学バークレー校教授を経て、1969年よりハーバード大学教授。1971年ジョン・ベイツ・クラーク賞受賞。8つの名誉博士号を持ち、米国哲学協会、スウェーデン王立科学アカデミー、全米科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー名誉会員。米国学術研究会議経済政策部門(STEP)創設メンバーであり、1998年から2006年まで委員長を務めた。1987年計量経済学会会長、2000年米国経済学会会長等を歴任。
情報技術、経済成長、エネルギー、環境分野、租税政策、投資行動、計量経済学で画期的な研究を行ってきている。
*講演内容および講演者は状況により変更することがありますのでご了承下さい。