「デジタル家電バブル」の落とし穴:投稿意見

池田 信夫
上席研究員

デジタル家電バブルについて

匿名希望

非常に楽しく読ませていただきました。
おそらくデジタル家電の将来は、今までの家電がデジタル化したから良いという話ではなく、各家電のネットワーク接続というテーマが非常に重要になってくるのではと感じております。
ネットワーク接続というテーマにいつの時代も付きまとってきたのは「標準化」であると私は考えています。

ITU-R(国際通信連合の無線通信部門)のSG(Study Group)8内に設置されているWP(Working Party)8Fにおいて、IMT-2000の高度化および後継システムのビジョンに関する勧告案が取りまとめられ、2003年6月に開催されたRA-03(無線通信総会)において勧告化されました。
systems beyond IMT-2000とよばれるシステムにおいて、日本の携帯電話産業の世界における先進性とIPV6等技術のアドバンテージから恐らく日本の意見が多分に盛り込まれていくことであろうと考えております。

おっしゃる通り、国は「世界の標準を国内の標準で奪う」為にお金を使うのではなく、「世界の標準にいかに国内の意見を多く盛り込んでいくか」ということに頭を使わなくてはならないと感じております。
すなわち、私が思うに国(民)のお金は「世界標準に日本の要求を多分に盛り込むためには、その分野において日本の技術が何らかのアドバンテージを持っている必要があり、そのアドバンテージを作るための研究に使われるべき。それがひいては日本国民の国益に反映される」のではないかと考えております。

適当にぐぐってこのpageを見つけましたが、今後定期的に覗いてみたいなと思っております。
これからも楽しい記事を期待させていただきます。

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