| 執筆者 |
荒木 祥太 (一橋大学) ／加藤 隆夫 (コルゲート大学) ／川口 大司 (ファカルティフェロー) ／大湾 秀雄 (ファカルティフェロー) |
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| 発行日/NO. | 2013年4月 13-E-029 |
| 研究プロジェクト | 企業内人的資源配分メカニズムの経済分析―人事データを用いたインサイダーエコノメトリクス― |
| ダウンロード/関連リンク | |
| 備考 |
2013年12月改訂 |
概要
この論文では1991年から2010年にかけての企業内人事データを用いて同期入社の社員数が昇進並びに賃金に与える影響を検証した。分析の結果、景気が悪いときに入社した世代は同期入社の人数が少ないこともあり、昇進確率が高く賃金も高くなることが明らかになった。この結果は同期入社の社員たちが出世競争において競争相手の集団を形成していることを物語っている。
概要（英語）
This paper provides econometric evidence on the cohort size effect in promotion and pay using detailed personnel records of all workers who joined two large manufacturers in Japan during the period 1991-2010. We find that entering the labor market when the economy is in a bad year and joining firms with fewer colleagues increase the probability of promotion and pay. Our finding implies that the cohort can be a reasonable proxy for the contestant pool.
