プロジェクト概要
新型コロナウイルス感染症との共存、地政学的リスクの高まりなど、不確実性の増した時代において、日本の経済成長を高めるための経済政策に関連する諸テーマについて、マクロ経済政策と政治思想と企業統治のそれぞれの面から総合的に研究を進める。
マクロでは、欧米において急速に高まる長期停滞論(Secular stagnation hypothesis)をマクロ経済理論的手法により分析し、我が国及び欧米諸国の経済成長の長期的な将来経路についての含意を探る。
政治思想については、世代間を超える時間軸での政治的意思決定を実験社会科学のフレームワークで考察し、我が国発の構想であるフューチャーデザインに関する議論を深め、将来世代の利益を踏まえた意思決定や政策立案の意義や可能性を検証する。コーポ―レートガバナンスについては、マルチステークホルダー型資本主義にふさわしいガバナンス構造を探るため、従業員の持ち株の持つガバナンス上の含意を中心に検討する。
プロジェクト期間: 2022年8月 8日 〜 2025年1月31日
(上記プロジェクト期間のうち、研究活動期間は2022年8月8日〜 2024年7月31日とし、データ利用報告期間は2024年8月1日 〜 2025年1月31日とする )