プログラム:マクロ経済と少子高齢化

人口減少下のマクロ経済・社会保障政策:企業・個人・格差のダイナミクス

プロジェクトリーダー/サブリーダー

北尾 早霧顔写真

北尾 早霧 (上席研究員)

リーダー

プロジェクト概要

今後急速に高齢化が進行する日本において、マクロ経済の活性化のためにはいかなる政策が求められるか。本プロジェクトでは、さまざまな個人や企業レベルでのミクロデータを駆使し、マクロ経済を構成する個々の主体の異質性をとらえたモデルを構築することで、マクロ経済の動向と政策効果を精緻に分析する。

高齢化とともに労働力が大幅に減少する日本においては、税・社会保障制度・労働市場政策の大きな転換を余儀なくされる。稀少な労働資源を効率的に活用し、経済活動のインセンティブと成長を阻害することなく改革に取り組むことが必要だ。ミクロデータに基づく精緻なマクロ経済モデル分析を共通の研究手法としつつ、人口減少下での企業動学、技術革新と労働市場の二極化、医療費リスクを踏まえた健康保険制度分析、定年制と人的資本投資、利他的選好と世代間利害の調整、所得格差と税制といった、さまざまな政策課題に多面的に取り組む。

プロジェクト期間: 2021年4月12日 〜 2023年9月30日

(上記プロジェクト期間のうち、研究活動期間は 2021年4月12日 〜 2023年3月31日とし、データ利用報告期間は2023年4月1日 〜 2023年9月30日とする )

主要成果物

2023年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

2021年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー