プロジェクト概要
本研究の目的は、拡大する自由貿易協定(FTA)の現状を踏まえて、FTAの日本および主要国経済への影響を分析し、日本政府によるFTA政策の構築および実施において有益な情報を提供することである。FTAの経済への影響について、事前および事後分析を実施する。事前分析では、FTA発効以前に、一般均衡モデルを用いてシミュレーションを行うことで、FTAによる関税削減などの政策変化の影響を明らかにする。事後分析では、FTA発効後に実際に観察された統計を用いて、FTAによる関税削減などの経済効果を分析する。以上の定量分析に加え、世界貿易制度の再構築におけるFTAの役割などについて定性的な分析も行う。
プロジェクト期間: 2015年7月 6日 〜 2016年12月31日