プログラム:国際マクロ

為替レートのパススルーに関する研究

プロジェクトリーダー/サブリーダー

伊藤 隆敏 顔写真

伊藤 隆敏 (プログラムディレクター・ファカルティフェロー)

リーダー

プロジェクト概要

パススルー(為替レート変動による輸出入・国内価格の変化)の程度は、為替レートの変動がマクロ経済に与える影響の重要な波及経路である。当プロジェクトの目的は、パススルーを決定するミクロ(企業)行動(輸出入価格設定、インボイス通貨選択、為替リスク管理)を理論的・実証的に分析し、次のような課題の解明を行うことである。(1) 日本のパススルー率を計測し、パススルー率の不完全性がマクロ政策効果に与える影響を議論する。(2) 企業レベルのインボイス通貨選択、為替リスク管理、価格設定の決定要因を明らかにする。(3) 資本規制緩和が円建て取引に与えた影響を分析し、新興国通貨の資本規制緩和が国際通貨体制に与える影響を予測する。

プロジェクト期間: 2011年5月30日 〜 2013年3月31日

主要成果物

2013年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

2011年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー