プロジェクト概要
2006年度~2007年度
近年、企業が自国の優位性のみに立脚せず世界中の経営資源を獲得、活用してグローバル規模の競争優位を構築するといったメタナショナル経営の重要性が強調されている。しかし現状は依然、大企業を軸とし先進国を中心としたグローバル・イノベーションが主流である。そうした中、最近の東アジアにおける液晶ディスプレイ産業の動向は注目に値する。日韓台を中心とする東アジア地域でのイノベーションの連鎖による産業創造過程は、もはや先進国至上主義、自国中心主義では成り立たない。本プロジェクトでは、こうしたグローバル・イノベーションの新たな傾向に注目し、(1)東アジアにおける液晶ディスプレイ産業および(2)中小企業による東アジア展開に焦点を当て、グローバルないしリージョナル・イノベーションの新たな展開を分析し、わが国の企業経営ないし産業政策への示唆を導出したい。
プロジェクト期間: 〜 2007年6月30日
主要成果物
2007年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
2006年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
RIETI政策シンポジウム
- 2007年3月14日
「メタナショナル経営とグローバルイノベーション-液晶産業の革新戦略」