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コロナ危機、経済学者の挑戦:感染症対策と社会活動の両立をめざして

開催案内

経済学者である仲田泰祐・藤井大輔両氏は、社会・経済活動との両立を考えるための分析や、感染シミュレーションを発信し続けてきた。政策含意の高い二人の分析は政策現場からも信頼を勝ち取り、政府分科会、厚労省新型コロナ対策アドバイザリーボード、官邸、内閣官房コロナ室、五輪専門家ラウンドテーブル等に度々提出されただけでなく、メディアを通じて一般の人々にも頻繁に届けられた。パンデミックの中、研究者が果たしうる役割を問い続け、実践してきた二人は、コロナ禍で何を思い、何を学んだのか。どのようなコミュニケーションを通じて広く発信し続けてきたのか。その過程で、いかにして政治家や感染症専門家、メディア関係者などと対話や議論を重ねてきたのか。二人の経験と日本のコロナ政策を振り返るとともに、将来起こりうる危機に備えて何をすべきかを考える。

イベント概要

  • 日時:2022年9月29日(木) 12:15-13:15
  • 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
  • 開催言語:日本語
  • 参加費:無料
  • 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)

講演者・略歴(敬称略)

スピーカー:
  • 藤井 大輔(RIETIリサーチアソシエイト / 東京大学大学院経済学研究科 特任講師)
    2007年アメリカ創価大学卒業。2009年ハーバード大学統計学修士、2012-2013年イェール大学客員研究員、2014年シカゴ大学にて経済学博士。
    2014-2017年南カリフォルニア大学にてポストドクトラルフェロー、2017-2018年UCLAにて非常勤講師を務める。2018年より現職。専門は国際貿易、マクロ経済学、企業間ネットワーク。
  • 仲田 泰祐(東京大学経済学研究科・公共政策大学院 准教授)
    2003年シカゴ大学卒業後、2003-2007年米国カンザスシティ連邦準備銀行にてアシスタントエコノミスト。2012年ニューヨーク大学経済学博士。2012-2020年米国連邦準備銀行理事制度(FRB)にてエコノミスト・主任エコノミストを務める。2020年より現職。専門は金融政策(特にゼロ金利政策を含めた非伝統的金融政策の理論分析)。財政政策・時系列分析。コロナ感染症対策と経済活動の両立。
コメンテータ:
  • 小林 慶一郎(RIETIファカルティフェロー・プログラムディレクター / 慶應義塾大学 経済学部 教授 / キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹 / 公益財団法人東京財団政策研究所 研究主幹(客員))
モデレータ:
  • 関沢 洋一(RIETI上席研究員・研究コーディネーター(EBPM担当))