開催案内
グローバルな経済システムが保護主義の脅威にさらされている。日本とオーストラリアは、グローバルな貿易体制の安定とアジア太平洋地域におけるパートナーとの協力によって、グローバルな経済システムを守る立場で利害が一致している。
APEC創設の要である両国がアジア太平洋地域でリーダーシップを取る機運が高まっており、3月8日にはTPP11の署名がなされる予定である。このような環境の中、TPPとRCEP交渉の重要なメンバーである両国は、どのような戦略によって、オープンかつルールにもとづいた貿易投資システムを担保することができるか?
こうした問題認識の下、本シンポジウムでは、日豪関係の専門家としてオーストラリア国立大学の知日派の専門家とRIETI研究者に加え、日豪において通商政策を担う幹部等が一堂に会し、アジア太平洋地域における質の高い貿易投資ルール策定に向けて、日豪がリーダーシップを取って戦略的に進める方法について議論する。
イベント概要
- 日時:2018年3月15日(木)14:00-17:30(受付開始13:30)
- 会場:グランドハイアット東京 3階グランドボールルームウェスト(東京都港区六本木6-10-3)
- 開催言語:日本語⇔英語(同時通訳有り)
- 参加費:無料
- 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)、オーストラリア国立大学(ANU)
- 定員:200名(要事前登録。定員になり次第、お申込受付を締切らせていただきます。)
- お問合せ:経済産業研究所 小林 (
)
Tel: 03-3501-8398
プログラム
14:00-14:05 開会挨拶
中島 厚志(RIETI理事長)
14:05-14:40 特別講演
14:05-14:25
Simon NEWNHAM(Ambassador for Asia Pacific Economic Cooperation (APEC), Foreign Affairs and Trade, Australian Government)
14:25-14:40
田中 繁広(METI通商政策局長)
14:40-15:20 基調講演
14:40-15:00
Peter DRYSDALE(Emeritus Professor of Economics, ANU)
15:00-15:20
浦田 秀次郎(RIETIファカルティフェロー/早稲田大学大学院アジア太平洋研究科長・教授)
15:20-15:40 質疑応答
15:40-15:50 休憩
15:50-17:30 パネルディスカッション―将来のアジア太平洋全体の質の高い貿易投資ルールを目指して―
トピック1:現在のアジア太平洋地域が抱える難題は何か?克服のために日豪はどのように協力できるか?
トピック2:日豪は米トランプ政権や影響力の拡大する中国にどう対応するか?
モデレータ
浦田 秀次郎(RIETIファカルティフェロー/早稲田大学大学院アジア太平洋研究科長・教授)
パネリスト(アルファベット順)
Shiro ARMSTRONG(Director, Australia-Japan Research Centre, ANU)
福永 哲郎(経済産業省通商政策局サイバー国際経済統括官/通商戦略室長)
Michael MUGLISTON(Visiting Fellow, ANU)
菅原 淳一(みずほ総合研究所株式会社調査本部政策調査部主席研究員)
*上記プログラムの講演内容および講演者は状況により変更することがありますのでご了承ください。