開催案内
昨今、証拠に基づいて合理的、論理的に政策を評価し立案をする、Evidence-Based Policy Making(EBPM)への関心が高まっています。限られた予算・資源のもと、各種の統計を正確に分析して効果的な政策を選択していくEBPMの推進は、政府の骨太の方針にも掲げられ、今後もますます重要性が増していくことが予想されます。
RIETIでは、客観的なデータに基づく政策提言を行うことを重要なミッションとしており、本年2月より「日本におけるエビデンスに基づく政策の推進」というテーマで研究プロジェクトを進めています。今回のシンポジウムでは、研究成果として、EBPMにおいて先行しているアメリカとイギリスの動向、政策研究や開発分野における事例を詳しく紹介するとともに、日本における今後のEBPMのあるべき進め方について、第一線で活躍する専門家が議論します。
イベント概要
- 日時:2017年12月19日(火)13:00-18:00(受付開始12:30)
- 会場:全社協・灘尾ホール(100-8980 東京都 千代田区霞が関3丁目3番2号 新霞が関ビル1F)
- 開催言語:日本語(同時通訳無し)
- 参加費:1000円 [公印を捺印した領収書を発行いたします](学生は学生証提示の場合無料)
- 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
- 定員:200名
- お問合せ:経済産業研究所 湯原
Tel: 03-3501-8398
プログラム
13:00-13:10 開会挨拶
中島 厚志(RIETI理事長)
13:10-13:20 イントロダクション
山口 一男(RIETI客員研究員/シカゴ大学ラルフ・ルイス記念特別社会学教授)
13:20-14:40 セッション1:イギリスとアメリカの最新動向
報告1 「イギリス政府におけるEBPM」
内山 融(東京大学大学院総合文化研究科教授)
報告2 「イギリスの独立機関によるEBPM」
小林 庸平(RIETIコンサルティングフェロー/三菱UFJリサーチ&コンサルティング経済政策部主任研究員)
報告3 「アメリカ政府におけるEBPM」
津田 広和(RIETIコンサルティングフェロー/横浜市財政局財政部財政課財政担当課長)
Q&A
モデレータ
山口 一男(RIETI客員研究員/シカゴ大学ラルフ・ルイス記念特別社会学教授)
14:40-14:50 ショートブレイク
14:50-16:20 セッション2:エビデンスの政策への活用のあり方
報告4 「ミクロデータを活用した政策評価のあり方」
大竹 文雄(大阪大学社会経済研究所教授)
報告5 「途上国開発分野におけるエビデンスの活用」
青柳 恵太郎(株式会社メトリクスワークコンサルタンツ代表取締役)
報告6 「経産省におけるEBPMの取り組み」
三浦 聡(経済産業省大臣官房政策評価広報課長/RIETIコンサルティングフェロー)
Q&A
モデレータ
内山 融(東京大学大学院総合文化研究科教授)
16:20-16:35 コーヒーブレイク
16:35-18:00 パネルディスカッション 「エビデンスに基づく政策立案を推進するには」
パネリスト(五十音順)
中室 牧子(慶應義塾大学総合政策学部准教授)
三浦 聡(経済産業省大臣官房政策評価広報課長/RIETIコンサルティングフェロー)
矢野 誠(RIETI所長・CRO/京都大学経済研究所教授)
山口 一男(RIETI客員研究員/シカゴ大学ラルフ・ルイス記念特別社会学教授)
モデレータ
大竹 文雄(大阪大学社会経済研究所教授)
*上記プログラムの講演内容および講演者は状況により変更することがありますのでご了承ください。