イベント概要
- 日時:2015年11月4日(水)14:00-17:00
- 会場:RIETI国際セミナー室(東京都千代田区霞が関1丁目3番1号 経済産業省別館11階1121)
配布資料
開会挨拶
髙田 修三 (経済産業省貿易経済協力局貿易管理部長)
講演
"Anti-dumping: What is it, who does it?"
Jesse G. KREIER (世界貿易機関(WTO)参事官・ルール部法務官)
1992年からWTO事務局にて勤務。多数の紛争解決パネルの法務官を務め、現在はWTO協定(アンチダンピング協定、補助金及び相殺措置に関する協定、セーフガード協定、民間航空機貿易に関する協定)の下での紛争解決を担当。また、ドーハ開発ラウンド交渉におけるルール交渉(アンチダンピング、補助金及び相殺措置並びに漁業補助金に関する交渉)グループの事務担当を務める。この他、アンチダンピングに関する専門家会合、アンチダンピング委員会実施WG、貿易関連投資措置委員会国有企業WGについても事務を担当。1987-1992年にはワシントンDCの法律事務所に勤務、専門は国際貿易規制。ジョージタウン大学ロースクールよりJ.D.(Magna Cum Laude)、ジョージタウン大学より国際関係学修士(M.S.F.S.)、ジョンズホプキンス大学よりB.A.取得。カリフォルニア州、ワシントンDCにて弁護士登録。
"Recent Developments on the Brazilian Trade Remedies System"
Marco César Saraiva DA FONSECA (ブラジル開発商工貿易省貿易救済部ディレクター)
リオデジャネイロ連邦大学卒(化学工学)。2003年、リオデジャネイロ州立大学より法律の学位取得、同年ブラジル弁護士会登録。また、ジェトゥリオ・ヴァルガス財団より貿易救済措置の専門職学位を取得。
ブラジル銀行勤務を経て、1987年に旧ブラジル外国貿易局入局、輸出促進部およびメルコスール交渉の支援を行う企画部に勤務。1995年ブラジル貿易救済部設立チームに参加、2009年副ディレクターに就任、2014年より現職。新任調査官を対象とした様々な研修プログラムにて講義を行う。ASEAN自由貿易地域、ラテンアメリカ統合連合やWTOのルール交渉グループなどの交渉フォーラムに積極的に参加している。
「日本における貿易救済措置:アンチ・ダンピング措置を中心として」
太田 知子 (経済産業省貿易経済協力局貿易管理部特殊関税等調査室長)
1993年東京大学理学部化学科卒業、1995年東京大学大学院理学系研究科化学専攻修士課程修了(理学修士)。同年通商産業省(現経済産業省)入省。資源エネルギー庁長官官房原子力産業課、工業技術院技術振興課、生活産業局生活用品課、貿易経済協力局技術協力課、米国プリンストン大学ウッドロー・ウィルソン・スクール留学(MPA'04)、製造産業局化学物質管理課、資源エネルギー庁電力ガス事業部電力基盤整備課を経て、2008年通商政策局通商機構部参事官補佐。WTOドーハラウンド非農産品市場アクセス交渉、ルール交渉を担当し、2010年在ジュネーブ国際機関日本国政府代表部参事官を経て、2013年より現職。
パネルディスカッション
モデレータ兼パネリスト
川瀬 剛志 (RIETIファカルティフェロー/上智大学法学部教授)
パネリスト(登壇順)
藤井 康次郎 (西村あさひ法律事務所弁護士)
西村あさひ法律事務所弁護士。2004年東京大学法学部卒。司法修習(第58期)を経て、2005年に弁護士登録、同年現西村あさひ法律事務所入所。2011年ニューヨーク大学ロースクール修了(Hauser Global Scholar奨学生、Frank T. Diersen Prize及びBetty Bock Prize in Competition Policy受賞)。2011-2012年米国Cleary Gottlieb Steen & Hamilton法律事務所(ワシントンDCオフィス)に勤務。2012-2014年経済産業省 通商機構部国際経済紛争対策室(参事官補佐)。
2014年より日本エネルギー経済研究所「エネルギーと法研究会」委員、経済産業省WTOパネル上級委員会報告書研究会委員も務める。
宮崎 寛 (新日鐵住金株式会社通商総括部長)
Jesse G. KREIER (世界貿易機関(WTO)参事官・ルール部法務官)
Marco Cesar Saraiva DA FONSECA (ブラジル開発商工貿易省貿易救済部ディレクター)
太田 知子 (経済産業省貿易経済協力局貿易管理部特殊関税等調査室長)